B4U-TECH振り返り Luine視点

こんにちは。Luineです。 B4UTとBEATECHの交流戦B4U-TECHに、BEATECHの一員として参加してきました。

参加したのはボルテ2試合(うち1試合は代打)、オンゲキ1試合です。

ボルテ 1日目 (vs. やきとり2)

対戦相手はやきとり2さん。マッチングが発表されてから、とりあえず相手のTwitterを見たところ、VFが20.8ありました。当時自分のVFは20.5だったので、VFだけ見ればそこそこな格差マッチです。しかし自分はケーシューを主にプレイしており、ボルテはほとんど触っていなかったのでVF詐欺と判断され、20.8帯と当たることになりました。実際その判断は正しく、VF上げを開始して3日でVFは20.8に到達しました。 ちなみにやきとり2さんのTwitterを見たらVFの上がりペースが半端じゃなかったので相手も普通の20.8じゃなかったんじゃねえかな……?

自選曲について

自選曲を考えるにあたって、取りうる選択肢は主に2つ考えられました。

  • 18PUC2つめであり、一番の武器曲であるScat Jazz Danceを投げる

  • 相手がScat Jazz Danceを対策してくると予想して、なんか良い感じの別の譜面を投げる

ここで、自分をよく知っている人ならScat Jazz Danceを投げることを期待しているだろうということ、相手が対策してきたとしてもそれを上回るスコアを安定して出せる自信がある(上振れ1-0、事故996くらい)ことを踏まえて、Scat Jazz Danceを投げることにしました。 これ一般的な人のスコア相場っていくつなんでしょうね?初めて見た時から自分が出来そうな譜面だったので相場が分からん。

当日のスコアは9968496。やや事故りましたが、相手に対策をされていなかったため勝利。とりあえず3タテを防ぐことが出来ました。

他選曲について

特に他選対策は行いませんでした。 実際に投げられたのはThe Clown of 24stairs。名前の通り24分階段の発狂がしんどい譜面です。そして、S乱がとても映える曲です。また、中盤の16分片手トリル(に見せかけた大体交互で取れるトリル)も対策してないとしんどい。対策してなかったのでしんどかったです。 24階段は「19S埋めしてみよっかな~」と思い立って一回触ってSを諦めた楽曲なので、少し勿体ない感じはありました。 当日のスコアは9882796。妥当なスコアだと思います。相手は992を出したため敗北。流石に他選(しかも比較的苦手傾向)は食えない。

課題曲について

そこそこ真面目に対策を行いました。 課題曲は(1) DIABLOSIS::Nāga[GRV] (2) CODE -CRiMSON-[GRV] (3) 光風霽月[MXM]。 とりあえずコードクリムゾンは片手配置がえぐいのとGRVな以上譜面クオリティに期待が持てない(=楽しく詰められそうにない)のでBAN確定として、ナーガと光風霽月の対策を行うことにしました。

ナーガはツマミ譜面と言われることがあったり、自分にとっても初19Sな譜面であるため、最初は「当たり譜面引いたな……」とか思っていました。しかし、全くそんなことはありませんでした。まず相手のVF対象を見た時にナーガが入っていた(994)ため刺さることが期待出来ませんでした。かつ、譜面の中にGRV特有のカス配置が普通にあり、半分無理押しのような片手だったり雑に置かれたBT4階段だったりが存在していました。これらのカス配置は、順調に自分の精神とスコアを削っていきました。特に終盤の片手が安定せず、大事故を起こすこともそこそこあったため、最終的には第二BAN候補となりました。GRV以前の譜面はだいたい終わってるので課題曲に2つ以上存在すると苦しいんですよね……。

光風霽月は低速BPMが得意傾向であることと、SDVX VIの電ロブ譜面であることから譜面クオリティも十分高いことが予想されることから、課題曲の中では一番嬉しい譜面でした。しかし、順当に24分の階段が最後まで安定せず、試合直前では変なEARLYを出しまくってスコアがあまり出なくなるなど、不安要素は本番まで残っていました。

結果選ばれた課題曲は光風霽月。ボルテ1日目の最終試合で、ここまで異なる得意傾向の譜面で刺し合って1-1で来ており、光風霽月の自己ベは同点であったため、会場はかなり盛り上がっていました。

試合展開としても、最後までかなり拮抗しており、楽曲が終了するまで勝敗が分からない良い展開になったと思います。最終的にはやきとり2さんが自己ベタイのスコアを出し勝利。自己ベタイは練習で全く出せていなかったのでこれは順当な負けだったと思います。対戦ありがとうございました!

ボルテ 2日目 (vs. G.N.)

体調不良となってしまったなんばつさんの代わりに出場。本当はこのレート帯で出場するつもりでした。それで†圧倒的地力†を活かして上から粉砕するつもりでした。

自選曲について

代打が決まった時間的に自選曲を対策する余裕はなかったので、とりあえず得意な譜面を投げることにしました。自選候補は3つあって、ライオッツとディスコンとPet Peeveでした。しかし、ライオッツとディスコンは調子悪いと普通に事故ることと、お相手がなんとなく鍵盤が得意そうな印象があること、自選をツマミ譜面で統一した方が印象に残りやすいだろうということを踏まえてPet Peeveを投げることにしました。良い選択だったと思います。

当日のスコアは9988925。2-1です。Pet Peeveは鍵盤譜面なので、妥当な結果だと思います。Pet Peeveやるの数ヵ月ぶりとかなのでさほど事故らなくて良かったです。

他選曲について

当然対策する時間はありません。投げられたのは春告胡蝶。プレイしたことがあるかさえ忘れてしまう程度には印象がありませんでした。とりあえず、印象に残っていない+楽曲が新しめのイメージがある(VかVIだろうな~と思ってました)ことからはちゃめちゃなヤバ配置はなさそうと予想していました。しかし、エフェクターが抹茶であることから、唐突な配置だったり誘導不足配置が飛んでくる危険性があったため、移行的な初見殺し配置に気をつけつつプレイすることを決めました。 実際その予想が当たり、9984628と好スコア。思ったよりもツマミ寄りの譜面だったことが功を奏しました。これによって、他選を刺し返すことに成功。勝利が確定しました。

課題曲について

課題曲は(1) Aerial Fortress[MXM] (2) 星の降る夏空に願う[MXM] (3) NOT YOUR IDOL[MXM]。 前日(=交流戦1日目)の夜に譜面動画を見て、当日の朝に練習を行いました。

Aerial Fortressは長い16分が苦手な自分にガン刺さりする楽曲で、複数回やっても991しか出なかったためBAN確定としました。夏空はやや長めの片手トリルがあり、片手トリルガチアンチの自分にとってはそこそこ嫌な楽曲でしたが、それ以外は順当な譜面をしていたため相対的に嬉しいと感じる譜面でした。NOT YOUR IDOLは低速だからといって挑んでみては、ボコボコにされて帰らされるイメージのある譜面でした。実際にこれは相当悪質な譜面で、曲の中盤に雑なPEAKが置かれています。ボルテスタッフ螺旋階段を過小評価しすぎな気がする……。 それ以外にも、誘導が雑な配置がいくつかあり事故要素は満点。これが自分の(元々の)マッチの課題曲じゃなくて本当に良かった。

結果選ばれた楽曲はNOT YOUR IDOL。嫌な譜面です。自分のスコアは996で、雑なPEAK地帯もERRORはほとんど出さず上振れスコアだったのですが、お相手が999でUCを出し敗北。絶対に勝てません。お見事でした。

雑なPEAKは普通に楽しくないので置くべきではありません。

運良く他選が食えたから勝利を掴めたものの、課題曲の完成度からして敗北も全く不思議なものではありませんでした。強かったです。対戦ありがとうございました!

オンゲキ 2日目 (vs. iLiss.)

対戦相手はiLiss.さん。オンゲキの方がモチベが高かったため、本気で勝ちに行きました。なんなら他選を食うくらいの気持ちでいました。

選曲制限は13+。自分の中では14と予想していたため意外でしたが、この選曲制限のおかげで13+を一通り触れた上、地力向上も実感出来たので良い経験になったと思います。他選対策と自選探しを兼ねて、交流戦のために13+を1005kで埋めました。また、13のヤバ譜面も一通り触りました。

自選曲について

軽くネトストした感じ、お相手の印象は「あまりオンゲキを重点的にやってはいなさそう。弐寺が上手いので鍵盤地力精度勝負だと負けそう。癖譜面を投げる傾向にあるので癖譜面は対策されていそう」でした。 自選のコンセプトは「自明なヤバ譜面は対策されてそうなので避ける。率先して触る理由のありそうな有名楽曲も対策されてそうなので避ける。オンゲキ力がないと躓く箇所が多そうな地力譜面が望ましい」としました。出来るだけ初見に近い状態の譜面を投げたいため、自選曲候補は複数用意し、前の試合で自選として投げられた楽曲は避けることにしました。

第一自選候補はSummer is overです。咄嗟には捌きにくいロング拘束トリルや、色を間違えそうなロング拘束8分があり、それでいてこの曲特有のヤバ配置はなかったため、対策されずかなり刺さりそうと判断しました。また、対策していれば事故要素は少ないという点も自選候補とする理由でした。結果的にこれは事前の試合で投げられ、第二自選候補のC & Bを投げることになりました。

第二自選候補はC & Bです。開幕と終盤のロングがかなり見落としやすく、この譜面に対して印象がないと事故りそうな譜面でした。自分のスコアを考えた時も8分が多く、それなり以上のスコアは安定しそうでした。しかし、ロングをちゃんと見て開幕と終盤が捌けてさえしまえば、残りの譜面は結構どうにかされてしまいそうだな~という印象があったのと、片手トリル(読み替えれば光るけど……)で大事故を起こす可能性もあったため、第二自選候補としていました。

ちなみにサビの交差地帯って印象がないと刺さるんでしょうかね?交差で多種多様なノーツがあるとはいえ、誘導が丁寧なので初見でも刺さらなさそうだな~というイメージがあります。

自分のコンセプト的にはSnoozeを投げるのも良さそうだなと考えましたが、新しすぎて対策されているのでは?とも思い自選として投げることを諦めました。

最終的に自選はC & Bになり、当日のスコアは1006619。緊張のあまり自分が開幕のロングを間違えてしまいましたが、iLiss.さんに順当に刺さり勝利することが出来ました。

他選曲について

他選も食うつもりで対策しました。13+は所持楽曲において全て1005kを出し、13もヤバ譜面については対策しました。特に、過去の部内戦等を見るとiLiss.さんは選曲制限上限より下の癖譜面を投げるイメージがあったため、13もしっかりと対策しました。

自分が触っていない13を投げられると困るので、13対策しているよアピールをして、13+を投げさせようともしました。

投げられたのはアンチグラビティガール。自分はにじさんじオタクをやっているのでオンゲキの対策を始めて最初に触った譜面ですが、初見で見事に爆散した思い出があります。楽曲としてもアンチグラビティガールを初めて聞いた際にとんでもない衝撃を受けた(楽曲構成相当キモくない?)ので、印象の深い楽曲です。普通に譜面を触りながら泣きそうになる。めちゃくちゃ力込められてるし……。

当日のスコアは1006173。緊張のあまりやらかしてしまったミスもたくさんあったので、もう少しスコアは出せたかな~と思いましたが、お相手が4落ちだったということでお見事でした。ちゃんと対策しても4落ちは出せません。

課題曲について

課題曲は(1) BOUNCE & DANCE (2) ヒトガタ (3) All Right!。

オンゲキ自体の地力上げを優先して、自選対策はかなり直近まで手薄めにやっていました。致命的な癖が付かなかったうえ、地力上げ前では出せなさそうなスコアも練習時に出せたので良い選択だったかなと思います。 適当に触ってみたら、BOUNCE & DANCEとヒトガタについてかなり良いスコアが出たので、ノーツの色による事故要素が存在するAll Right!をBANすることに決定。3曲しっかり触ってBAN楽曲を決めたわけではないので、All Right!を先に触っていたらBAN楽曲が変わっていたかもしれません。自選の練習を重ねていくにつれ、BOUNCE & DANCEで2落ちが出せたことと、ヒトガタの「ただの8分」が徐々に光らなくなっていった上、ヒトガタに関してはお相手にとって特段崩す配置がなさそうという判断から、BOUNCE & DANCEが課題曲の中で一番嬉しいものになっていきました。実際iLiss.さんはヒトガタで4落ちを出していたそうなので、この判断は正解だったと思います。

当日のスコアは9落ちの1009279。直近は5落ちくらいで結構安定していたので、それと比較するとやや悔しい結果ではありますが、途方もない緊張を抱きながらABFB出来たので上々と言えるのではないでしょうか。これによって、なんとか2勝をもぎ取ることが出来ました。

オンゲキは交流戦に向けてかなり力を入れて対策していたので、勝てて良かったです。しかし、力を入れたあまり、交流戦本番では緊張が凄く、手が震えすぎるあまりホールドから手が離れそうになるほどでした。この原因として恐らくオンゲキに対する慣れの不足もあると思うので、これからもオンゲキと仲良くやっていきたいですね。

交流戦のためにここまで対策したのは他ゲーを含めても初めてでした。対策期間から本番までとても楽しかったです。対戦ありがとうございました!

その他

それ以外にも交流戦において色々な出来事があったので忘備録程度に書いておきます。

  • 色々な人にS乱を布教しました。ボルテはツマミ譜面とS乱を遊ぶゲームだと思っています。地力勝負ならケーシューやった方が良いので……。

  • 交流戦後の打ち上げにおいて、様々な方と交流を行いました。楽しかったです。

  • 対戦時にじゃんけんがあった(勝者が自選/他選の順番を、敗者が筐体を選ぶ)のですが、地味に全勝していました。他選を取ることを考えていないやきとり2戦、自選を確実に取りたいiLiss.戦では手を温めるために他選を先に、自選は緊張しても安定させられそう、むしろ他選を集中したいG.N.戦では他選を後に持っていきました。

  • 実は交流戦が発表されてから交流戦1週間前まではゲーセンに全く行っておらず、1週間前から一気に対策を行いました。

  • 交流戦の日にボルテの19のS乱で難しそうな譜面をいくつかクリア埋めしていました。特に24階段は難しかったです。大体BPM300なので永遠削除の良い練習譜面になるかも?

youtu.be

おわりに

企画・運営ありがとうございました!!!本当に楽しかったです。

特に、マッチングの選定がとても上手だったと思います。ケーシュー勢によるVF詐称に騙されずしっかりと適正レート帯にぶち込んだのはお見事という他ありません。また、(これは過去の都振り返り記事で見た事柄ですが)オンゲキにおいて多機種勢は多機種勢同士で、オンゲキネイティブはオンゲキネイティブ同士でマッチングさせるという考え方があり、実際今回のマッチは多機種勢同士であり、とても良い考え方だなと思いました。レート詐称同士をぶつけて最終的な均衡を取らせるという手法は、大きな情熱を交流戦に注いで頂けたからこそ出来たことだと思います。

またこういったイベントがあると嬉しいです。お疲れさまでした!